(2017/08/22)
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ヒメガマが引き抜かれるすぐそば(青い星のところ)で、2、3羽のヨシゴイ幼鳥の鳴き声。
奥のヒメガマも5日ほどで赤い矢印のぶんぐらい引き抜かれていた。昼になって重機が止まると、青い星のところに親がやって来て雛に給餌をしていた。奥のヒメガマに2羽いた雛はもうダメかなと思って見ていたのですが、赤丸のところに親がやって来て雛に給餌をしていた。
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奥のヒメガマ(赤丸のところ)でこの日確認できた雛は1羽。
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ヨシゴイの雛は少しずつ移動しているようだけど、ヒメガマが抜かれる水際ギリギリのところにいるんですね。こんな状況でも子育てを放棄しないヨシゴイは強いなと思ったけど、このままヒメガマが抜かれ続けると、孵って1週間ぐらいのこちらの雛はダメかもしれないです。
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一方で、飛べるようになった雛が1羽、対岸に移動しているのを確認。

県のレッドデータブックで絶滅危惧II類に指定されているヨシゴイは市内のいくつかの池で繁殖しているのを確認しています。多くの池が対象になっていると思われるため池の除染で、生き物の事前調査などは行われていないんだろうか。(そういうことは当然考慮されているのが当たり前だと思っていたのが甘かったのかも。)とりあえず県の除染対策課に問い合わせて見たけれど、担当が違っているのかなかなか連絡がないので、市の方にも問い合わせ中。環境活動家にはなりたくないけど、10年ぐらいヨシゴイを見てきたので、できることを少しだけしてみようという感じです。問い合わせるのが遅かったかもしれないけど、来年以降のため池の除染が少しでも生き物に優しくなってくれればいいなと思います。